BOOM OPERATOR

ブームオペレーターは、撮影現場でマイクを操作する責任者である。彼はプロダクションのサウンドミキサーの指揮下にあり、各シーンやテイクの特別な要件に応じて、どのマイクを使うべきかを指示する。また、音響技師からブームを置く距離や傾きについてもアドバイスを受ける。フィッシャーブームを使って、俳優から遠く離れていても音の質をコントロールする。マイクがカメラに映らないように、また俳優の顔や背景に影ができないように注意する。そのためにはモニターを見たり、カメラマンやアシスタントに指示を仰ぐ。役者同士の会話をすべてマイクで追うためには、台本を覚えておく必要がある。カメラの位置やその動き、照明の光源、フレームの内外の俳優の動き、風向きや邪魔になる音を避けるための音の発生源などを考慮して、どこに留まるかを決めなければならない。